脳トレは認知症対策にはならない…脳神経内科医にリスク回避法を聞いた

公開日: 更新日:

「摂取カロリーを減らすと、肥満動脈硬化糖尿病、アルツハイマー型認知症など老化現象に関わる病気を防ぎ、寿命が延びる可能性があることが明らかになっています。さらに、長寿遺伝子と呼ばれるサーチュイン遺伝子が活性化するのです」

 理想は腹七分の食事や週1度の12時間断食だが、それは無理と思う人は、朝食を90分遅く食べ始め、夕食を90分早く食べる「90分断食」でもいい。英サリー大学の研究で、この「90分断食」で、細胞内部の古くなった悪玉タンパク質が新しく作り替えられる「オートファジー」機能が活性化されることが示されている。

 調理が面倒、とスーパーの総菜や弁当、インスタント食品で食事を済ませる人もいるだろう。

「一手間加えてはどうでしょうか? 便利なのが冷凍野菜です。電子レンジで温めて添えたり、混ぜ込んだりすれば、そう面倒な作業ではありません。野菜が取れ栄養成分の幅も広がります」

 出来合いの食品は塩分、糖分が多めになりがち。インスタント味噌汁は規定量より多めの湯で溶く……など工夫を。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー