脳トレは認知症対策にはならない…脳神経内科医にリスク回避法を聞いた

公開日: 更新日:

 これは一例で、要は自分で手を動かし、楽しい、面白い、美しいなどと感じることを次々にやっていけばいい。

「好きでもないのに『脳のために』とやると、ストレスになり本末転倒です。同じことの継続も、慣れてしまい脳への刺激にはならない」

■「新鮮さ」が重要

 高齢になると、白内障、難聴、変形性膝関節症などの持病から、行動範囲が狭まっている人もいる。治療によって、アクティブさを取り戻せる可能性がある。都内在住の60代男性は、聴力低下で人との会話が聞き取りづらく、それを隠すために家に閉じこもりがちになっていた。娘の勧めで補聴器を使い始めるようになり、それからは生活が一変。ボランティアや地域のサークル活動に積極的に参加。子供どころか孫ほど年が離れている若者とも交わるようになった。

「見知った人としか交流しない、一日の大半をテレビの前でぼーっと過ごす。こんな生活は脳の老化を促進させます」

 食事も、脳の若さを保つ上で重要だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース