痒くてたまらない…「あせも」を悪化させないための3つのポイント
汗をかくシーズン、臭いやべたつきも気になるが、「あせも」に悩まされる人も多いのではないだろうか。あせも対策について、汗の悩みを専門に診ている「山本英博クリニック」(東京・渋谷)に聞いた。
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あせもは、医学的には「汗疹」と呼ばれる。汗の通り道である汗管が、大量の汗をかくことで詰まってしまう。汗をスムーズに排出できなくなり、皮膚の中に汗がたまって雑菌が繁殖。皮膚トラブルが起こる。
「あせもは、夏になると非常に多くなる肌トラブル。あせもには3種類あり、一般的に多いのは紅色汗疹。皮膚科を受診する患者さんのほとんどはこのあせもです」(山本英博院長=以下同)
紅色汗疹は、汗が排出されないために周囲の皮膚が炎症を起こし赤くなる。強い痒みを伴い、ときにはヒリヒリ、チクチクとした痛みがある。
残り2種類は、水晶様汗疹と深在性汗疹。水晶様汗疹は水晶のような透明で小さな水ぶくれで、赤ちゃんにできやすく、大人ではごくまれ。また、深在性汗疹は紅色汗疹の繰り返しでできるあせもで、主に熱帯地方で見られ、日本ではほぼ発症しない。