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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

NYでは耳が聞こえなくても音楽が楽しめる特別なベストが注目されている

公開日: 更新日:

 この夏、ニューヨークの芸術の中心地リンカーンセンターの屋外スペースで、とても特別なディスコ・パーティが開かれました。聴覚障害者のためのサイレント・ディスコです。そこで大きな注目を浴びたのが、特別なベスト「ハプティック・スーツ」でした。

 全員がヘッドフォンをして、外には全く音が聞こえないサイレント・ディスコは、もう珍しいものではなくなりました。しかし今回のイベントで活躍したのはヘッドフォンではなく、手話通訳とハプティック・スーツです。ハプティックは日本語に訳すと「聴覚の」という意味。

 ハプティック・スーツはこれまで、ゲーマーが殴られた時の衝撃などを体感するために着用することがありましたが、今回は音楽を耳ではなく肌で感じるために使われました。フィラデルフィアの会社ミュージック:ノット・インポッシブルが開発したこのスーツは、二本のベルトでバックパックのように肋骨部分で止めるベスト状のもので、手首用と足首用のバンドが2本ずつ付属しています。

 付けた感じは誰かにギュッと抱きしめられているような、またマッサージチェアに座っているかのような感覚だそうです。

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