腰・膝・足首が痛い人は…股関節の「硬さ」を要チェックするべし

公開日: 更新日:

股関節を柔軟に保つことが大切

「股関節は少しずつ硬くなっていき、最初のうちは痛みなどがありません。上記のチェックで左右差がある人も注意が必要。片方はスムーズに動くが、片方は開きにくい、動かしにくい、違和感があるという場合です。股関節の変形が始まっている可能性があります」

 歩く際に体の中心にあるのが、股関節。硬くなり可動域が狭くなると、一歩一歩の歩幅が狭くなり、歩行スピードが落ちる。階段の上り下りがスムーズにいかなくなり、痛みを伴うこともある。

「高齢者では歩くことがおっくうになり、結果、フレイルにつながってしまいます。また、変形性股関節症が進行すると、手術が必要となります」

 股関節の柔軟性を高め、可動域を広げるには、ストレッチが有効だ。塗山医師が勧める方法は次の通り。

【片膝をついて「屈曲」と「伸展」(写真A)】

 右膝を深く折り曲げ、左足のつま先を床につけて、左膝も床につけるようにゆっくり腰を落として15~30秒キープ。このとき腰が前かがみにならないよう気を付ける。両手はもも上に置く。反対側も同様に行う。

【お尻を後ろに引き、「屈曲」と「外旋」(写真B)】

①四つん這いの姿勢になる。このとき、両膝の幅は広めに。

②お尻を後ろに引いていき、元の姿勢に戻る。この繰り返しで30秒間続ける。

 簡単な動きなので、硬く固まった股関節になる前に日課にしてほぐしたいものだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇