「意外な死因」2022年最新版…死亡した156万9050人を調査
■梅毒
近年、20代の女性を中心に全国的に流行している梅毒だが、2022年は晩期梅毒で10人(男性8人、女性2人)が亡くなった。70~74歳が4人(男性)、65~69歳2人(男性)、75~79歳2人(男性1人、女性1人)、80~84歳1人(男性)、85~89歳1人(女性)だった。ちなみに母子感染による先天梅毒は0歳の女子1人が記録されている。
■孤独死
できれば、家族に看取られながら旅立ちたい。多くの人はそう思うだろうが、現実は厳しい。立ち合い者のいない死亡、つまり「孤独死」として記録された人は4231人(男性3314人、女性917人)。年齢別で見ると最も多いのは70~74歳の881人(男性734人、女性144人)。次いで75~79歳の609人(男性458人、女性151人)、65~69歳の581人(男性503人、女性78人)だった。 孤独死は圧倒的に男性が多い。女性は男性よりコミュニケーションに長けていて、家族がいなくても居住地でのネットワークを築いている人が多いことが要因かもしれない。