「ブルーライト」を朝や昼に浴びることは“悪”ではない

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 この10~20年で、パソコンやスマホが広く普及し、とくにスマホは現代人にはなくてはならない存在となりました。地図を見たり、ニュースサイトやSNSをチェックしたり、ゲームをしたり動画を長時間見たり……。昔に比べると、読んだり見たりする対象物が圧倒的に小さくなり、目を使う時間が断然長くなった。現代人は相当目を酷使しているということです。

 その影響もあって、老眼の症状を自覚する年齢も、以前より早くなっていると感じています。ひと昔前ならば40代半ばで老眼を自覚し始める人が大半だったのが、いまは40代前半で「小さな文字が見えづらい」と訴える人が多い。スマホやパソコンの見過ぎが原因のひとつと捉えています。

 スマホやパソコンを見ている間は、目が常にブルーライトを浴びています。ブルーライトとは「光の中の青色の波長の光線」のこと。角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達する光です。

 スマホやパソコンが当たり前になるにつれて、ブルーライトは「よくないもの」としてその名前が世に広まるように。が、実はブルーライトは太陽光にも含まれていて、人の体内時計を整えてくれる役割をしてくれる大切な存在でもあるのです。

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