「梅毒」の新規報告件数…東京は史上最悪の昨年を超える勢い

公開日: 更新日:

 なお、IDWRと東京都のデータが異なるのは、東京都の数字が保健所が報告を受理した件数に対し、感染研の数字は医療機関が梅毒と診断した件数だからだ。

 ちなみに東京都集計の第43週の梅毒の新規届け出70件の内訳は、男性47件、女性23件。年代は10代1件、20代26件、30代14件、40代18件、50代6件、60代5件だった。推定感染経路は64件が性的感染(同性間7件、異性間51件、両性間2件、性別不明4件)、6件が不明だった。

■欧州ではエムポックスの脅威が高まる

 注意したいのは、怖い性感染症は梅毒だけではないことだ。梅毒と同じく肌にできもの(皮疹)ができて、梅毒と同じように性的接触で感染しうる「エムポックス症(旧サル痘)」の脅威が迫っていることも気を付けたい。

 英国健康安全保障庁(UKHSA)は10月30日、国内でより重症化しやすいエムポックス(クレード1b)感染者を初めて確認したと発表。感染者は最近、クレード1bが発生しているアフリカを旅行していて、現在入院治療中だという。その後、この感染者の家庭内接触者2人の感染が新たに確認されている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち