「罰金100万円」騒動でも優勝した横峯さくらの“意地”
<伊藤園レディス 千葉・グレートアイランドC(6639ヤード・パー72)>
4位発進の横峯さくら(27)が、3連続を含む4バーディー、ノーボギーの68で回り、逆転で今季4勝目(通算22勝)を挙げた。獲得賞金は1億1900万円を超えてトップに立ち、2位森田理香子(23)との差は約1170万円と逆転した。
2度目の賞金女王タイトルに近づいた横峯が、「これから意識します。追われる立場になるので、また違うプレッシャーもあると思う」と言えば、森田は「(残り2戦優勝も)スイングのリズムさえおかしくしなければ大丈夫だと思う」とあきらめておらず、タイトルの行方が、がぜん面白くなってきた。
最終日はトップに立っても冷静だった横峯だが、「舞台裏では相当カッカしていた」(関係者)そうだ。
事の発端は12月15日の次姉の結婚式。その日はヒタチ3ツアーズが行われ、横峯は出場有資格者。ところが結婚式のため協会に辞退を申し出ると「特別な理由でない限り欠場は許されない。それでも欠場する場合は罰金100万円」と言われ、「じゃあ払うわよ」となったそうだ。