若手が台頭も…日本スピードスケート“本当の勝負”は8年後
スピードスケートの若手が海外で結果を残している。ノルウェー・ビュグンで開催されている世界ジュニアスピードスケート選手権男子500メートルで後藤卓也(19=日大1年)が2位、同1000メートルで近藤太郎(19=専大1年)が3位と表彰台に上った。
早くも次回の平昌五輪の星と期待されているとはいえ、4年後に日本代表に選出される保証はない。日本スケート連盟では次回大会は代表チームの若返りを図る可能性もあるからだ。
ソチの惨敗を受け、スケート連盟は長期的視野に立って選手を育成する方針とか。ショートトラックも含めて現在の小学生、中学生世代の強化を重視。大舞台の経験を積ませるため、平昌には負けを覚悟で若手の派遣も検討しているという。
ソチのスピードスケートで23個のメダルを獲得したオランダの牙城を崩すのは容易ではない。わずか4年でオランダ勢と肩を並べるのは難しいため、8年後に照準を合わせて若手を強化する方針らしい。
もっとも、8年後に勝てる保証はどこにもないが……。