「右肘靱帯損傷」で今季絶望 巨人・菅野を壊した“真犯人”
とは、巨人OB。
そうでなくても、今季は首脳陣の中に2年目の菅野を投手陣の大黒柱として一本立ちさせ、そのためにタイトルを取らせたいという共通認識が最初からあった。有り余る戦力があるにもかかわらず、先発投手には開幕から中5日のローテーションを敷いたのも、菅野の登板数を増やすためと言われ、現に菅野は開幕からの登板12試合で中5日がチーム最多の8試合もあった。チーム内では、酷使による菅野の故障を心配する声が以前からあったのだ。
本人によれば、野球人生で肩、ヒジを故障するのは初めての経験だという。右肘靭帯の部分損傷はヤンキースの田中将大と一緒。田中は復帰までに約2カ月半を要し、今も再発の可能性が指摘され、次に痛めたら手術といわれている。
原監督は、「我々は立ち止まるわけにはいかない。菅野が戻ってこなかったとしても、菅野の穴を埋める選手が出てくることを望む。そうすれば、またチーム力は上がる」と言ったが、ムリを強いた代償は大きい。