「右肘靱帯損傷」で今季絶望 巨人・菅野を壊した“真犯人”

公開日: 更新日:

■スポーツ紙は「新スタイル」と絶賛

 9月24日のその中日戦で菅野は、6回無失点の好投で12勝目を挙げた。が、確かに、立ち上がりから直球が走らず、変化球を多投。スポーツ紙は「新スタイル」と臨機応変な投球術を絶賛したものの、プロの目にはそうは映らなかった。それ以前から、巨人ナインもロッカールームでへたり込む菅野の姿を何度も見ている。疲れから、体調に異変が生じていたのは間違いないのだ。

「本人に異変の自覚はあったとしても、それを口に出せる状況ではなかったからね。菅野は8月初めに右手中指の腱の炎症で登録を抹消され、そのリハビリの最中に腰痛を発症して、復帰が9月10日までズレ込んだ。チームが最も苦しい時期に1カ月も離脱した負い目があり、菅野は口を開けば<休んだ分を取り返さないと>と言っていた。しかも、そんな菅野に原監督は“親心”でタイトルを取らせてやろうと、2日のヤクルト戦で勝ちがつかなければ、中2日で5日の広島との今季最終戦での登板も考えていたわけだから、菅野もその気持ちに応えようと思っていたはずだ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動