巨人・坂本の打法 「真似るのはやめるべき」と小倉清一郎氏
①全員がベースから7、8メートル後ろに守り、右回りと左回りでボールを回す。
②ベースに戻って本塁→二塁、一塁→三塁と対角線に投げる。
①と②は肩を強くすることが目的。
③2メートル手前であえてワンバウンドさせる。一番捕りにくいハーフバウンドを捕球する練習。実戦で走者がいると野手は焦る。野球にワンバウンド送球はつきものなのだ。捕球の練習をしておけば、難しいハーフバウンドもグラブに入るようになる。
④ファンブルする。捕球したベース上から3、4メートル後方へ転がし、そこから次の塁へ送球する。例えば送球を一塁手がはじいている間に打者走者が二塁を狙うことがある。一塁手は球を拾って素早く二塁へ。塁間より送球の距離が長くなっても正確に投げる練習。これも実戦で頻繁に起こる。
⑤タッチの練習。走者の足もとにタッチする際、ボールより上にグラブを構え、そこから下ろしながら捕球。勢いがついて素早くタッチできる。
⑥右回りと左回り。内野手のバランス感覚を養うため、あえて1回転して送球する練習も常時行う。
この他にも捕手→遊撃→捕手のダブルスチール対策や挟殺プレーの練習も一緒に行うと、連係の際の内野手の送球ミスが格段に減る。