元凶・原監督の身代わりは…巨人3連敗でコーチ陣“粛清”必至

公開日: 更新日:

 17日の試合前、東京ドームの一塁側ベンチに清めの塩が盛られた。球団関係者がマウンドやホーム周辺、各ベース付近にまでまく念の入れよう。練習から引き揚げてきた原監督(56)は、「何? 塩? もっといっぱい置かなきゃ」と冗談交じりに言ったものの、悪い流れはこの日もまったく変わらなかった。

 幸先良く2点を先制しながら、好投を続けていた先発の杉内を六回途中89球であっさり降板させると、直後に西村が追いつかれ、2-4の逆転負け。指揮官の明らかな継投ミスで3連敗を喫した巨人は、アドバンテージを含め1勝3敗。日本シリーズ進出へ阪神に王手をかけられた。

 照準を定めていたはずの短期決戦で、この体たらく。原監督はこの日、2点を追う八回2死一、二塁で代打セペダを起用して好機を潰した。初戦でも無死満塁のチャンスでセペダを使い、併殺打でファンのため息を誘った。シーズンで使い物にならないことがハッキリしているセペダにこだわる原采配は理解に苦しむが、そんな指揮官は来季まで契約が残っているから安泰。代わりに、リーグ3連覇で「無風」と見られていたコーチ陣はただでは済まない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…