貧打深刻で巨人連敗 CS敗退危機招いた原監督の“無為無策”
「あれは痛かった? そうだね。そんなことを言ったら……、まあ、そうだね。異議はありません。起爆剤? これからが勝負。勝負はこれから。心技体と言うしかない」
ファイナルステージ第2戦は2─5で阪神に連敗、アドバンテージを含めて1勝2敗と負けが先行した巨人。試合後、三回1死満塁の絶好機で橋本が併殺打に倒れた場面を聞かれた原監督は、しどろもどろにこう言うのがやっとだった。
五回に先発の沢村が上本への頭部危険球によって退場。4四死球4失点の独り相撲で試合の主導権を奪われると、巨人打線に劣勢をはね返す力はなかった。第1戦もわずか1得点に終わった巨人は、この日は1番の長野から4番の阿部までの上位打線が揃って無安打。得点は伏兵・井端の2点本塁打のみでは勝てるはずがなかった。
■半年前から言われた「貧打」に手を打たず
レギュラーシーズン最終戦から8日間の間隔が空き、実戦感覚の狂いが指摘されるが、そもそも今季の巨人は80年の球団史上でもまれに見る貧打が続いた。チーム打率はリーグ5位の.257、規定打席に到達した打者で3割以上はゼロ。打率、打点の上位10傑に名を連ねる選手は誰もいない。ナインが「よくこれで優勝できましたよ」というほどの状態で、それが最後の最後まで改善されなかっただけである。