大谷の“女房役”も決まらず…不安だらけの日ハム「捕手陣」

公開日: 更新日:

「イップスは本人すら気付かない精神的なものが原因のケースが多く、そう簡単に治るものじゃない。治ったと思ったらまた顔を出すことも珍しくない。近藤は昨季後半は主に三塁だったこともあり、スナップスローが染み付いてしまったのかもしれない」

 球団内では高卒2年目捕手、石川亮(19)の評判がいいものの、「去年に比べればまあ、形にはなった。でも、やるべきことはまだまだたくさんある」(的場二軍バッテリーコーチ)というのだから、主力として起用するのは時期尚早だ。

 この日の紅白戦では、プロ入り後、投手兼内野手から捕手に転向したばかりのドラ9ルーキー、佐藤正尭(18)を、捕手として途中出場させたほど。首脳陣はそれだけ危機感を抱いているのだろう。

「大野は(休み明けから)合流するし、市川の状態も良さそうだ。近藤はもちろん、石川もレベルアップしているのは間違いない。(捕手陣の)厚みが増しているのは事実」

 栗山監督は捕手陣の現状をこう説明したが、言い換えれば「厚み」は増しても「正捕手はこいつ」という柱がいないことでもある。扇の要が不安というんじゃ、大谷はもちろん、チーム全体にとっても大きなマイナスだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された