「垣根涼介にハマってます」 日ハム木佐貫は意外にも“読書家”

公開日: 更新日:

 木佐貫は、時間ができると小説を手に取る。

「キャンプになると活字欠乏症になってしまうんです。文庫なら1日で読み切ることもあります」という読書家がキャンプに持ち込んだのが、「ハマっているんです」という垣根涼介の「君たちに明日はない」。05年に山本周五郎賞を受賞した同作はシリーズ化され、テレビドラマにもなった。

「主人公はリストラ請負会社の面接官なんですが、リストラされる人々の苦悩が伝わってきますね。一般企業の人たちも、対人関係に悩んでモチベーションが上がらず力が発揮できないこともあるのかなと思ったり。野球界にいる自分に置き換えて読んでいます。僕は野球という好きなことを仕事にしているわけですから、もっともっと野球に打ち込みたいと改めて思いました」

 世間では活字離れが叫ばれて久しいが、「本や新聞は手に取って目で読んで、パラパラとめくるという作業がある。五感で触れるというのがいいですよね」と木佐貫。異質な野球人である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された