練習試合で左翼弾の日ハム大谷 “詰まって1号”の価値

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 阪神との練習試合で本塁打を放った日本ハム大谷翔平(20)は試合後、「少し詰まった」と言った。

 相手は阪神3年目の右腕・金田。カウント2-2からの5球目ストレートにやや差し込まれながら、逆方向の左翼席に放り込んだ。

 ボールを手元まで見ている証しだから、打者にとって詰まったり差し込まれたりするのは悪いことではない。問題はそのあと。ボールを正確にとらえて、なおかつヒットゾーンに運べるかどうかだ。

 昨季中盤までの大谷なら、差し込まれれば左前への軽打だった。しかし、シーズン中盤から飛距離はグンと伸びた。フリー打撃では、4番の中田翔よりも遠くへ飛ばすことがある。技術とパワーが噛み合って、左方向へも長打を打てるようになった。

「ストレートでもカーブでも、カウントを取りにくる球を確実にとらえること。1打席目はそれができたと思う」(大谷)

 逆方向への飛距離が伸びれば、昨シーズン10本だった一発は間違いなく増える。

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