大谷の“女房役”も決まらず…不安だらけの日ハム「捕手陣」
大谷翔平(20)の160キロも、しかるべき捕手がいてより威力を増す。キャッチング、肩、リードに優れた女房役がいれば申し分ない。そこへいくと2月も中旬、キャンプの折り返し時期になっても捕手が心もとないのが日本ハムだ。
昨季は大野(28)が105試合に出場したものの、稚拙なリードや右ヒジ痛の影響もあり、2番手の市川(29)にマスクを譲るケースが多かった。その2人が今年のキャンプは揃って二軍スタート。大野はヒジとリードの不安がいまだ解消されていない。昨年12月に椎間板ヘルニアの手術を行った市川は全治2カ月半。リハビリを考えると、開幕には間に合わない。
4年目の近藤(21)には送球イップスの不安が付きまとう。
スタメンマスクをかぶった15日の紅白戦。盗塁を刺そうと二塁に送球するも、まさかのスナップスロー。内野手が一塁に投げるようなフォームで送球はワンバウンドとなり、走者は悠々セーフだった。近藤は首をひねってため息を連発、スローイングのフォームを確かめるように何度も右腕を動かしていた。
ある球団OBが言う。