日ハムから移籍のオリ小谷野「中田翔の三塁練習に『俺は何?』」
昨オフ、国内FA権を行使して日本ハムから移籍。生え抜きの功労者だけに、古巣では「将来の幹部候補」とも言われていた。にもかかわらず、34歳で移籍を決断した裏には何があったのか。6日、宮崎の春季キャンプ地で本人を直撃した。
――ちょっといいですか?
「はい。どうしましたか?」
――FA宣言するにあたって、残留か移籍かでかなり悩んでいたと聞いています。
「おっしゃる通り、かなり悩みました。今は移籍して良かったと思っていますが」
――愛着ある日本ハムを退団した理由は何だったのですか?
「いろいろとありますが、やっぱり一番は昨年、(体の)状態が良くても試合に出られなかったことです。若手の起用も増えてきたじゃないですか。FA宣言した時にもお話しさせていただきましたが、僕は純粋にレギュラーを争うというか挑戦させてもらいたかったんですけど、それが日本ハムではできるのかなと、思いまして。若手育成というチーム方針があるハムに残ったら、たぶんそれができないと思った。その辺が大きいですね」