大関昇進もお金に固執 照ノ富士を奮い立たせる“家庭の事情”
「今後も心技体の充実に努め、さらに上を目指して精進致します」
27日、大関に昇進した照ノ富士(23)が伝達式の使者を迎えて口上を述べた。本人は「(多くの報道陣に)緊張した」と照れ笑い。一体、どんな力士なのか。
出身はモンゴルのウランバートル。09年に鳥取城北高校に相撲留学し、10年に間垣部屋に入門。「若三勝」と名乗っていた当初は幕下であえいでいたが、13年に間垣部屋が消滅して伊勢ケ浜部屋に移籍するとメキメキ成長した。14年3月場所の新入幕から、大関昇進までわずか8場所だ。
付け人を務める登富士は「何でも教えてくれる人です」とこう続ける。
「例えばどんなトレーニング方法がいいか、ここを鍛えたらこうなるぞ、とか一つ一つ丁寧に教えてくれるんです。僕はまだ付け人になって2カ月ですけど、入門した時から親切にしてくれた。当時から、付け人になるなら照ノ富士関がいい、と思っていましたね」
おしゃべり好きでリップサービスも多い。負けた後に「ソープでゲン直しでもします」と言い、担当記者らに「ホントに?」と聞かれると、「行くわけないじゃないですか」と苦笑い。永谷園のCM出演が決まった時は満面の笑みを見せ、「何でもいいからCMに出たかった。お金をくれたら何でも(CMに)出る」と言ってのけたほどだ。