大関昇進もお金に固執 照ノ富士を奮い立たせる“家庭の事情”
ただ、カネに関することはホンネだろう。照ノ富士の父はモンゴルの採掘会社に勤めていたが、11年に倒産。その後、父は自ら採掘会社を起こしたものの、これも倒産してしまった。故郷に仕送りを続ける照ノ富士は今や一家の大黒柱なのだ。
同部屋の横綱日馬富士や相撲巧者の安美錦、元横綱旭富士の伊勢ケ浜親方に鍛えられただけあって、実力は折り紙付き。年内の横綱昇進もウワサされている。
一方で血の気が多く、気に食わないと対戦相手やファンを睨みつけることもしばしば。朝青龍を彷彿させるだけに素行も問題視されているが、伊勢ケ浜親方は「大関に上がったからにはこれまで以上に厳しくします」とピシャリ。その横で大きな体を縮こまらせていた照ノ富士を見る限り、暴君化の心配はなさそうだ。