臥牙丸は“話せる関取” 初の金星に感情爆発トーク2分間
なんだ、力士ってこんなに饒舌だったのか――そう思ったファンもいただろう。
大相撲5月場所10日目、結びの一番で平幕の臥牙丸(28)が横綱日馬富士を圧倒。186センチ、199キロの巨体を武器に軽量横綱を押し出し、自身初の金星を手にした。
そんな臥牙丸が感情を爆発させたのは取組後のNHKのインタビュー。アナウンサーに「初金星の臥牙丸関です。おめでとうございます」と紹介されるや、「うれしいです。久しぶりに横綱に当たるように(番付が上に)なって、金星入ってめちゃうれしいです」と満面の笑み。喜びを隠し切れず、約2分間もしゃべり通した。
これまで取組後のインタビューといえば、荒い息をつきながら「はい」「そうっすね」と、体躯に反して蚊の鳴くような声で短い言葉を発する力士がほとんど。ファンの間からは「取組が終わって疲れているのにインタビューする方がおかしい」という声もあるものの、話そうと思えば話せるということらしい。
日本人力士は揃って声が小さいが、インタビューの時くらい感情を出してもバチは当たらない。