白鵬遠のく4敗目…大関稀勢の里が1度も優勝できない理由

公開日: 更新日:

 大関稀勢の里(28)が、またもや相撲ファンの淡い期待を木っ端微塵に打ち砕いた。

 自身3敗で2敗の横綱白鵬を追う展開になっていた5月場所13日目(22日)。相手の横綱日馬富士は右ヒジに不安を抱えるなど、万全とは程遠い状態。ここ一番に弱い稀勢の里でもこれなら勝てる、と多くのファンは思っていたはずだ。

 しかし、立ち合いから両足が揃ってしまい、はたかれてダイブするかのごとく土俵にベチャリ。これで4敗となり、優勝争いからは脱落。せっかく前日に白鵬が負けて、再びチャンスがめぐってきたと思った途端にこれだ。

 とはいえ、いつものことといえばいつものこと。毎場所のようにファンの期待を裏切り続けている。それでも対白鵬戦の成績がゆえに、ファンも一縷の望みを託してしまう。ここ数場所は負けっぱなしも、通算11勝39敗。一見大したことないように見えるが、白鵬に2ケタ勝ったことのある日本人力士は稀勢の里ただひとり。10年に連勝記録を63で止めたのも、当時平幕のこの男だった。

 現役最強横綱からも警戒されているにもかかわらず、なぜそれで1度も優勝できないのか。ある角界OBは「それを言っちゃあおしめえよ」と言って、こう続ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…