池ポチャで“仏頂面”の松山に苦言 「コメントもプロの義務」
松山は今季17試合に出場してトップ10入りは8度目になる。そして優勝争いに絡んだ3試合はすべて1打差に泣いている。成長著しいが、あと1打が足りない。詰め切れないところが松山の足りない部分だ。この大会では今季マスターズチャンピオンのJ・スピースが、24位発進から65をマークして一気に3位フィニッシュ。そんな爆発力が松山に欲しいのだ。
■逆転負けでも丁寧に取材に応じたG.ノーマン
評論家の菅野徳雄氏が、NHKのインタビューに仏頂面で登場した松山は「マナーとしておかしい」とこう指摘する。
「16番の池ポチャが相当に悔しかったのだろうが、インタビューにまともに答えていなかった。どんなに悔しくてもちゃんとコメントするのがプロゴルファーとしての義務です。解説の田中秀道もダブルボギーのことを引き出せなかったし、聞いていない。球の打ち方だけでなく、プレーヤーとしても成長してもらいたい。
その昔、グレッグ・ノーマンがマスターズでまさかの逆転負けを食らった時は、1時間近くも丁寧に記者の質問に答えた。それがトッププロとしての責務であり、苦しさを乗り越えることで、また一回りも強くなるわけです。松山もゴルフは一流のレベルに近づいているが、人間としても一流になってもらいたいものです」