“ポストタイガー”候補の松山英樹 米ツアーでの「本当の評価」
先ごろ米ビジネス紙「インターナショナルビジネスタイムズ」(電子版)が「ポストタイガーは誰? タイガーのような3人の若手」とジョーダン・スピース(21)、ブルックス・ケプカ(24)、松山英樹(22)の名前を挙げた。
スピースは「全米ジュニア・アマチュア」を2度制し、ウッズに続く史上2人目の複数回優勝者として鳴り物入りでプロ転向。2013年には82年ぶりに、10代で米ツアー優勝。昨年のマスターズ2位となるなど、誰もが認めるポストウッズの最有力候補だ。
ケプカは欧州下部ツアーから苦労してはい上がり、14年に欧州ツアーで初優勝。昨年は全米オープンで4位に食い込み、欧州の最優秀新人賞を受賞。今月のフェニックスオープンで米ツアー初優勝を果たすなど、頭角を現している。
松山も昨年、メモリアルトーナメントで米ツアー初勝利を挙げて、知名度はアップした。今年に入ってからも出場した4試合で2位、3位と2度のトップ5の好成績を残し、安定感が増している。
世界ランクはスピース9位、松山14位、ケプカ19位。勢いのある若手プロというのは3人共通だが、実際のところ、米国では松山をどう見ているのか。「いい意味でも悪い意味でも目立っている」と、ゴルフジャーナリストの小林一人氏がこう続ける。