池ポチャで“仏頂面”の松山に苦言 「コメントもプロの義務」
76年に始まった今大会は準メジャーの位置づけであり、米ツアーの中でも特別な試合だ。大会ホストの帝王ジャック・ニクラスが出身地のオハイオ州ダブリンにトーナメントの開催を目的に自らがコースを設計した。
ニクラスが「史上最高のゴルファー」と呼ばれるゆえんは、米ツアー73勝、メジャー18勝という成績だけではない。
ニクラスは父・チャールズの影響でゴルフを始めた。その父は、ゴルフがうまくなることより、スポーツマンシップを厳しく教えた。
若い頃はやんちゃだったニクラスが、プレー中にクラブを放り投げると父は厳しく叱った。試合に負けても勝者を称えることを忘れるなと教えた。プレーヤーとして、そして人間としても真摯な生き方が世界のゴルファーに愛され、尊敬されてきたのだ。ゴルフがうまいだけなら、それはゴルフ場での主役でしかなく、多くの人に支持されない。
松山が米ツアーでこれからも戦い続けて、勝つためにはゴルフ以外にもやるべきことが山積なのだ。
▼松山英樹のコメント