ヤクルト退団浮上で 巨人はバレンティンにも手を出すのか

公開日: 更新日:

■CSで中日に惨敗で「大補強」敢行

 巨人は今季、総勢13人もの外国人を在籍させた。外からも国内他球団からも助っ人をかき集め、ポジションがかぶろうが、「競争」の一言で片付ける。巨人の球団関係者は「今年のオフはなりふり構わない年。07年オフに似ている」と指摘する。

 07年とはFAで獲得した小笠原を中心に5年ぶりにリーグ優勝を奪回した年である。それなのに、大補強を敢行した。初めて開催されたクライマックスシリーズ(CS)で中日に惨敗したからだ。日本シリーズに出られなかったことで、当時の渡辺恒雄球団会長が大爆発。不振だった外国人補強について「こんなバカな状況で補強しないでいられるか。オレは十何年、言い続けているが、ロクな外国人がいない。クロマティ、ちょっとローズとペタジーニぐらい。全部間違っている。それが分からねえ、フロントがどうかしてるわな。だから負けるべくして負けるんだよ。これを教訓にして来年、生かせないようなら、巨人はおしまいだな」とブチまけた。

 慌てた球団はヤクルトからラミレスとグライシンガーを、横浜からクルーンを獲得した。前出の巨人関係者が続ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    泉ピン子が終活をやめたワケ「渡る世間は(水原)一平ばかり!」スペシャルインタビュー

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在

  5. 5

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  1. 6

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  2. 7

    イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解

  3. 8

    坂本花織の世界選手権66年ぶり4連覇に立ちはだかる…国際スケート連盟の「反トランプ感情」

  4. 9

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  5. 10

    公表された重点施策で露呈…JR東海の株価低迷と時代遅れの収益構造