亡命目的で来日か “失踪”ガルシアに利用された巨人の痛恨
巨人が今月18日に解雇したキューバ人外野手のホセ・ガルシア(23)が23日、母国キューバへ帰国する経由地のフランスで消息を絶ったと米メディアが報じた。メジャーリーグ入りを目指した亡命である可能性が高いという。
巨人の球団関係者によると、19日に職員が羽田空港まで見送った際、本人が搭乗したところまでは確認。その後のことは不明だという。
一軍出場は4試合で7打数無安打。二軍では28試合で打率・234、4本塁打で、117打席中37三振を食らった。数字はパッとしないが、突然の巨人の解雇を含め、おかしなことだらけだった。
キューバ国内リーグ打点王など、輝かしい実績を引っさげて開幕後の4月に来日した時は「日本の野球は疑いようもなく地球一。最終的には一軍で活躍したい」と意気込んでいた。堤GMは「大切に育てないと」と将来性を見込んだ獲得だとし、数年かけて主砲に育てるため、経験を積ませる方針としていた。それだけに、わずか4カ月でシーズン途中にクビを切ったのは不可解である。「総合的に見て育成できるかどうか考えた時、そこまでのポテンシャルがないのかなと判断した」と同GMは説明したものの、二軍関係者はこう言っていた。