メダルラッシュは一過性? 東京五輪後に日本弱体化の懸念

公開日: 更新日:

 今大会の大成功で、日本は2020年東京五輪までに、米国、ロシア、中国と並ぶスポーツ大国の仲間入りを果たすと期待する声が上がる。

 東京大会に向けて、柔道レスリング競泳体操などのお家芸の強化がさらに進み、陸上短距離にはサニブラウン(18=17年世界選手権200メートル7位)らの若手が台頭。これまで入賞すら難しかった競技からも世界レベルの選手が育っている。東京大会では、夏冬合わせて史上最多41個のメダルを獲得した16年リオ大会を大幅に上回る可能性は十分にある。

 東京五輪開催決定後は国のスポーツ関連予算は右肩上がり。国民の血税から多額の強化費が捻出されるが、問題は東京五輪後だ。政府や政治家、国民によるスポーツへの関心が薄れて、東京五輪を境に、一気に弱小国へと転落しかねないからだ。

 これまで五輪開催国は本番でメダル獲得数を増やすため、多額の強化費を計上して国を挙げて選手の育成に励むのが常だった。自国開催でメダルラッシュに沸いても、一過性のものに終わるケースは少なくない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    元ソフトバンク「伊奈ゴジラ」の転落人生…淡路島で盗み84件総額472万円、通算5度目の逮捕

  3. 3

    大関・大の里すでに「師匠超え」の鋼メンタル!スキャンダル報道もどこ吹く風で3度目賜杯

  4. 4

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  5. 5

    テレ朝に“ナスD”超え「1億円横領」続々の過去…やりたい放題で解雇された社員のヤバい所業

  1. 6

    東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」

  2. 7

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  3. 8

    山下智久「正直不動産」映画化でひと儲け狙うNHKに「甘い」の声も…山P人気は下降気味

  4. 9

    レイズ看板選手「未成年への性的虐待容疑」で逮捕も…ドミニカは殺人も銃撃も「無罪放免」の実態

  5. 10

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在