ミヤネ屋からまさかの転身 巨人新国際部長の“最重要任務”
大胆な人事ではある。
19日に巨人から発表された、春川正明氏(57)の編成本部次長兼国際部長への就任。春川氏は読売テレビの解説委員長として、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」のレギュラーコメンテーターも務めるテレビでお馴染みの顔だ。今月いっぱいで読売テレビを退職し、5月1日付で外国人選手の獲得を含む巨人の渉外部門の総責任者に就くことになった。
「関西大学の体育会硬式野球部出身で、大の阪神ファン。野球のことを語り出すと止まらないタイプです。イチローがメジャー1年目に着用していたマリナーズのユニホームを100万円で買うなど、野球グッズのコレクターでもあります。メジャー通を自任し、MLBのことにもビックリするくらい詳しい。ロサンゼルス支局長を4年務めて、海外取材経験も豊富ということで、白羽の矢が立った。執行役員待遇解説委員長の職を捨てるわけですが、本人は『天職だと思ってやる』と意気込んでいます」(読売テレビ関係者)
実際に外国人選手の目利きをするのは複数いる実動部隊のスカウトだとはいえ、チーム浮沈のカギを握る渉外部門の総責任者だから責任は重大。「門外漢に務まるのか」(巨人OB)と不安視する声があるのは事実だ。ミヤネ屋に生出演した春川氏本人が「もう一つ大事な仕事が」と挙げた巨人が業務提携を結ぶヤンキースとの関係強化も大事なミッションだし、MLB機構とのより密接な関係構築も託される。