「勝利の方程式」崩壊危機…巨人が狙う“抑え助っ人”の名前
開幕14試合を終えた時点で、巨人が早くも一、二軍の大幅な入れ替えを行った。
15日、畠、坂本工、大江、吉川大、立岡が出場選手登録を抹消され、代わりに16日の広島戦(鹿児島)から登録される予定の田原、高木京、山本、重信が一軍に合流した。
13、14日のヤクルト戦はともに11失点。2試合連続2ケタ失点は5年ぶりの異常事態。いずれもリリーフ陣が失点を重ねただけに、指揮官が断を下した。
昨季はリリーフ陣で計20敗。4年連続でリーグ優勝を逃す大きな要因となった。大江と坂本工はリリーフ陣の救世主となるべく春のキャンプから台頭したが、開幕後は結果を残せなかった。大江は4試合で防御率4.15、坂本工は2試合で計2回を3失点だった。
他のリリーフ陣もピリッとしない。吉川光は防御率7.20、宮国は5.79、桜井は5.40。中川、戸根、クックの3人は自責点0ながら、対戦が一巡したところで早くも勝利の方程式は解体の危機を迎えている。
原監督は2試合連続2ケタ失点の投手陣を「異常」と評した。14日の試合後は畠が直球を投げる際に「癖」が出ていると指摘、「わたしも含め焼きゴテを入れるくらい反省しないと」と物騒な言い回しで投手コーチもやり玉に挙げた。こうなると「楽しくやりましょう」がモットーのチーフ格・宮本投手総合コーチもウカウカしていられない。