DeNA“オープナー制”実らず データ野球浸透の壁を識者指摘

公開日: 更新日:

 策はハマらなかった。

 21日、DeNAが広島戦でセ・リーグ初となる「オープナー制」を採用。中継ぎが本職の国吉を先発マウンドに上げた。しかし、1回5安打4失点と炎上。広島に3タテされたチームは、5連敗を喫し、秘策は実らなかった。

 それでも試合後、ラミレス監督は「負けたとしても(オープナーに)メリットはある。(今後も)もちろんやっていく」と継続を明言。MLBで浸透した「極端な守備シフト」も積極的に取り入れる“流行”に敏感な指揮官らしかった。

 DeNAは昨オフ、統計解析部門を新設。ダイヤモンドバックスと業務提携し、情報を専門のアナリストが分析している。

 MLBでオープナーが流行したきっかけはレイズだった。昨年5月に試験導入すると、チーム防御率は飛躍的に向上。日本はこれまで、幾度となくMLBの潮流に乗ってきた。

 肝心なのは選手やチームがそれを理解し、どう活用するかだが、「過去の例を見れば、メジャーのシステムが日本に定着するまで10~15年は要しますが、楽観的に見れば5年以内で浸透するかもしれません」と、アメリカ野球愛好会代表で名城大准教授の鈴村裕輔氏はこう続ける。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議