戦力外のDeNAに再入団 古村徹が語る合格の秘訣と反骨心
2011年ドラフト8位でDeNAに入団した古村徹(25・投手)。わずか1年で育成契約となり、14年には戦力外通告を受けた。翌年に打撃投手となったが、16年に四国IL愛媛に入団して現役復帰。昨季、BC富山の中継ぎとして33試合に登板した実績を買われ、一度はクビを切られた古巣の入団テストに合格した。5年ぶりの“凱旋”を果たした古村に聞いた。
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――テストの話を聞いたときの心境は。
「いち選手としてテストの参加資格をもらった立場。元プロという思いも持っていなかった。もう一度、ドラフトにかかるという気持ちでした」
――NPBへ戻るためこだわった部分は?
「目に留まる何かというのを考えたとき、フィールディングとか配球、マウンドでの立ち居振る舞いはできて当たり前の部分。スカウトや編成の目に留まるには球速が一番だと思ったので、『ざっくり150キロ出す』という目標を立てた。もし150キロ投げられてもダメなら、諦めがつくので。もともと再び選手を目指すなら3年間と決めていた。それが去年ちょうど25歳で3年目。そうやって期限をつけたことが成長にもつながったと思う。その方がイヤでもやるじゃないですか」