開幕ローテ当確も DeNAドラ1上茶谷が喜べない負のジンクス

公開日: 更新日:

 圧巻の52球だった。

 7日、DeNAのドラフト1位ルーキー、上茶谷大河(22=東洋大)が中日とのオープン戦に初先発。4回無失点、1人の走者も許さないパーフェクト投球を見せた。これで計3試合の実戦で8イニング1安打無失点。昨オフ、ウィーランドが退団し、補強ゼロのDeNAで開幕ローテの“当確”ランプが点灯した。

 2014年のドラフト2位で入団した石田健大(26)以降、今永昇太(25)、浜口遥大(23)、東克樹(23)と即戦力左腕の活躍目覚ましいDeNA。右腕の上茶谷にも同じく活躍が期待されるが、大卒の先輩投手たちが味わってきた「負のジンクス」もつきまとう。

 2年前、上茶谷のようにオープン戦の好投で開幕ローテ入りを勝ち取った浜口は、セ・リーグのドラ1で唯一となる開幕一軍入りを果たすと、開幕3戦目の先発に抜擢され、1年目から10勝6敗。しかし、昨季は左肩違和感で開幕に間に合わず、4勝5敗でシーズンを終えた。

 今永も新人ながら本拠地の開幕投手に指名され、2年目には2ケタ勝利を挙げたが、昨季は開幕前に左肩痛を発症。リーグワーストの(4勝)11敗を喫した。石田も2年目に9勝4敗の成績を残すも、翌年は「野球人生で初めて」という左肘違和感で戦線離脱。2年連続の開幕投手を務めた昨季も3勝7敗と伸び悩んだ。昨季の新人王、東もオフに左肘を故障。今季の開幕は絶望的となった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇