球宴は絶望的も…エ軍大谷は前夜祭“HRダービー”の主役候補
球宴メンバーに名を連ねるのは絶望的とはいえ、大谷は「ミッドサマークラシック」といわれる真夏の祭典を盛り上げそうだ。
■平均打球速度はメジャー3位
球宴前日に行われる恒例の「ホームランダービー」に、ア・リーグを代表して選ばれる可能性があるからだ(各リーグ4人)。今季は17年の2冠王(本塁打、打点)スタントン、17年の本塁打王ジャッジ(ともにヤンキース)ら、メジャーを代表する長距離砲が揃って故障で負傷者リスト(IL)入り。2人は復帰のメドすら立っておらず、球宴に間に合いそうにない。
今季の大谷は昨年、最長で約135メートルを記録した飛距離こそ伸び悩んでいるものの(今季131メートル)、打球の力強さは健在。MLB公式サイトのデータ解析システム「スタットキャスト」によれば、最高打球速度154キロはジャッジ(158キロ)、レンジャーズ・ギャロ(156キロ)に次いで、メジャー3位だ。
本塁打競争は、球宴に選ばれなかった選手でも出場は可能。MLBから参加を打診され、球団が認めれば、大谷は前夜祭の主役になりそうだ。