厳しいマークで長打遠く…エ軍大谷の試練はいつまで続く?
エンゼルス・大谷翔平(24)が長打から遠ざかっている。
21日のツインズ戦は死球を受けた右手薬指の痛みを押して出場。3試合ぶりの安打を放ちながら、ここまで13試合に出場して52打数13安打の打率2割5分、2本塁打、8打点(21日終了時)。18日のロイヤルズ戦で今季2号ソロを放って以来、長打が出ていないのだ。
21日には今季4番を打つシモンズ内野手が左足首捻挫で10日間の負傷者リスト(IL)入り。患部は3段階で最も重いグレード3と診断され、復帰時期は未定だ。勝負強い主砲の離脱は、直前の3番を打つ大谷にも少なからぬ影響を及ぼす。
オースマス監督は当面、シモンズの代役の4番にベテランのプホルス(39)を据えるとしているが、力の衰えは否めない。今季ここまで8本塁打を放っているとはいえ、打率2割3分5厘。得点圏打率1割9分5厘(41打数8安打)と、全盛期の強打は見る影もない。
現役最強打者で、大谷の前の2番を打つトラウト外野手にしても、今季は珍しく好不調の波が激しい(得点圏打率2割3分8厘)。トラウト、大谷、プホルスと続く打線は相手バッテリーを脅かすほどではないのが現状で、大谷へのマークはこれまで以上に厳しくなる。