香港OPは男女単ともV逃す ジャパンOPへ高くて厚い中国の壁
やっぱり金メダルは無理だ。
卓球の香港オープンの男女シングルス決勝は張本智和(世界ランク4位)が中国の林高遠(同2位)に2―4で敗れ、女子は伊藤美誠(同7位)が同46位の王芸迪(中国)にストレート負けを喫した。東京五輪の新種目となる混合ダブルスの張本・早田ひな(同35位)組は決勝トーナメント1回戦で敗退した。
今年、日本選手が参戦したワールドツアー3大会に、アジア杯の男女単もすべて中国勢が優勝。世界卓球に至っては、中国が全5種目(男子単、女子単、男子ダブルス、女子ダブルス、混合ダブルス)制覇で実力の違いを見せつけた。
それだけではない。
カタールOP、アジア杯、中国OPの男女決勝は中国勢同士の戦いだった。世界卓球は男子決勝こそ中国の馬龍とスウェーデン選手との対戦だったが、女子は1位から3位までを中国勢が独占した。
それだけに今大会は、せめて張本か伊藤のどちらかに中国勢を負かして欲しかった。
今週は北海道(札幌)でジャパンオープンが開催される。昨年は張本、伊藤が中国選手を破って優勝した。中国選手も東京五輪を来年に控え、日本選手に負けると印象が悪くなるから必死だ。日本選手は声援は多くても苦戦を強いられることになる。