石川&吉村組「銀」獲得も…東京五輪ペア続投の厳しい“壁”

公開日: 更新日:

 東京五輪の前哨戦ともいわれる世界卓球。26日の混合ダブルス決勝で吉村真晴(25)・石川佳純(26)が中国ペアに負け、銀メダルとなった。

 吉村と石川は7年間組んだベテランコンビ。あうんの呼吸で前回大会(2017年)は日本勢48年ぶりとなる金メダルを獲得した。

 3大会連続のメダルを獲得したおかげで混沌としそうなのが、1年後に迫る東京五輪の代表選考である。20年1月時点の世界ランク日本人上位2人、団体戦の代表候補1人の計3人を選出。問題は男子の「3人目」だ。団体戦においてシングルスとダブルスで活躍が期待できる選手を選ぶわけだが、東京五輪では混合ダブルスが追加された。全種目でメダルを狙うためには「最強の男女ペア」を考慮した人選が必要となる。これが単純に選考基準を「世界ランク上位3人」としていない理由だ。

 世界卓球で4大会連続で石川とコンビを組んだ吉村は現在、世界33位。日本人では6番目となる。石川との相性や実績を考慮すれば、「3人目の男」になり得るが、ある卓球関係者はこう言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇