4度目トップ12V石川佳純 指摘される「世代交代」を聞いた
3日、卓球のジャパントップ12大会決勝で、石川佳純(26=世界ランク4位)が伊藤美誠(18=同7位)を破って優勝した。
日本卓球界は国内でのトップクラスの層が厚く、しかも低年齢化が激化している。中でも、最も脂の乗っているといわれるのが2000年生まれのミレニアム世代。伊藤や平野美宇(18=同9位)、早田ひな(18=同37位)たちだ。
10代の活躍が目覚ましい一方、これまで福原愛と一緒に卓球界を牽引してきた石川は20代半ばにして、すでに「世代交代」が囁かれるようになった。全日本卓球では一昨年、決勝で平野に、昨年は準決勝で伊藤に完敗。後進の突き上げと年齢による衰えを指摘する声はますます大きくなったが、この話を石川にぶつけると、こう反論した。
「ライバルがいてこそ自分が成長できると思っているし、年齢は勝負になったらそこまで関係ないと思っています。卓球は作戦が大きく左右するところもある。どうやって工夫していけるかが大事だし、(後進の成長は)刺激をもらっている。焦りや危機感があるのはありがたいこと」