白鵬が日本国籍取得 大相撲“モンゴル化”に協会は戦々恐々

公開日: 更新日:

 野望のための第一歩を踏み出した。

 3日、横綱白鵬(34)が日本国籍を取得したことが、この日の官報で告示された。かねて引退後は角界に残ることを希望していたが、親方になるには日本国籍の取得が条件。その資格をようやく手に入れたことになる。

「日本人として恥じないように。18年、相撲一筋でやってきたことが今日につながった」

 と話した白鵬。これに戦々恐々としているのが相撲協会だ。

 ただでさえ白鵬は「もの言う」力士。それが親方になれば、いよいよ発言に拍車がかかる。すでに「巡業が多く、力士に負担になっている」などと、“角界改革”に積極的だ。

 そんな白鵬の持論のひとつが「外国人枠の撤廃」である。現在、外国籍の力士は1部屋1人と決められている。モンゴルには有望な少年たちが多く、彼らのために門戸を広げたい……というのが白鵬の考えなのだ。

 土俵の現状を見る限り、仮に外国人枠撤廃なら幕内もモンゴル人だらけになるのは避けられない。その時、誰が笑うかといえば、モンゴル人力士たちの頂点に立つ白鵬に他ならない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希はロッテの「足枷」だった…いなくなってFA石川柊太の入団がもたらす“これだけのメリット”

  2. 2

    絶対守護神マルティネス「巨人入り」急浮上の舞台裏…米敏腕記者が「2年24億円で合意間近」と

  3. 3

    フジテレビが2番組を終了させダウンタウン松本人志に「NO」を突き付けたワケ…日テレとは異なる対応

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  5. 5

    米倉涼子「ドクターX」興収30億円でも満島ひかりが阻む"興収女王"の座…期待値の高さから落胆の声も

  1. 6

    立花孝志氏が大阪・泉大津市長選で惨敗…有権者の投票行動を後押しした「お笑いみたいな噂」

  2. 7

    佐々木朗希の「独りよがりの石頭」を球団OB指摘…ダルやイチローが争奪戦参戦でも説得は苦戦必至

  3. 8

    安倍昭恵氏が石破外交“切り札”に? 米トランプ次期大統領との会談模索に「私人」を担ぎ出す情けなさ

  4. 9

    安倍昭恵さん×トランプ夫妻「夕食会」の舞台裏…永田町で飛び交う臆測と“パイプ役”の名前

  5. 10

    M-1グランプリ審査員は“完璧な布陣”…ますます高まる「松本人志不要論」