藤浪再生に奮闘 山本昌フィーバーは虎お得意の目くらまし
阪神は成績が低迷すると、シーズン終了前にはストーブリーグが始まる。球団がマスコミに補強の話などをあえて“リーク”し、批判の矛先をかわそうとすることもある。大事なのは今後です。矢野監督は今キャンプについて、コーチ陣がMVPと言っている。丸1年かけて藤浪を再生できなかった現首脳陣が、山本昌の教えを生かして、どれだけやれるかにかかっています」
阪神はこのオフ、大型補強には目もくれず、ドラフトで1位の西(創志学園)ら高卒選手を5人も指名するなど、育成重視に舵を切ったようにもみえる。が、育成下手、指導下手が解決されない限りは有望な若手も宝の持ち腐れ。教え上手のレジェンドをただただ拝んでいるだけでは、これまでと同じく「目くらまし」で終わりかねない。