G山口ポスティング決定も評価辛口 年俸1000万円の可能性も
「この先の野球人生、年齢を考えてもやっぱり夢、挑戦というところで、まだまだやっていきたいなという思いが勝った」
18日、巨人の山口俊(32)が都内で会見。原監督、今村社長が同席する中、ポスティングによるメジャー挑戦を表明した。巨人が同制度を容認するのは史上初となる。
山口は今季、26試合に登板、170イニングを投げて15勝4敗、勝率・789、188奪三振をマークし、投手3冠を獲得。チームの5年ぶりの優勝に貢献した。現在、来季までの2年契約(年俸2・3億円プラス出来高)を結んでいるが、契約途中で夢を追いかけることになった。
今後はポスティング申請を経て、メジャー球団との交渉に入る。開幕投手を任されたプレミア12では目立った成績を上げることはできなかったものの、今季のセ・リーグで最も活躍したというべき右腕は、メジャーからどんな評価を得られるのか。
メジャースカウトの中には、「ヤマグチのようなフォークボーラーや、スプリットが武器の投手は、一定の需要があります。日本人投手はメジャーでの成功例も多く、複数の球団が獲得に乗り出すのではないか」という声もあるのだが、むしろ辛口の評価を下す向きが多かった。