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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

大坂 好発進の背景は恋人と参加した「黒人差別抗議運動」

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 約半年ぶりに再開したテニスの世界ツアーで、大坂なおみが新境地をのぞかせた。現在進行中のウエスタン&サザンオープンは、男子はマスターズ、女子はプレミア5のビッグイベント。コロナ脱出を目指して、シンシナティの大会をニューヨークに移し、31日からの全米オープンの予行演習として位置付けられた。

 故障明けのプレーが期待された錦織圭はPCR検査に引っかかって欠場したが、大坂は自信に満ちたスタートを切った。

 昨年暮れにウィム・フィセッテを新コーチに招聘し、中断中は特にサービス改良に取り組んだという。持ち前の破壊力に加え大きく逃げるワイドサーブを絡め、セカンドサーブからの攻撃力が増した。

 カロリーナ・ムチョバとの初戦、確率47%のファーストサーブからのポイント獲得は81%。47%は低いが、あくまで攻撃的に攻めた結果で12本のサービスエースを引き出している。それもこれもセカンドが安定しているからこそ。セカンドのポイント確率55%も上々だ。

 これまでは、むしろ受け身のスタイルで、サービスエースも多くなかった。フィセッテはサーブ改良からより攻撃的なテニスを目指しているようだ。

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