広島カープ佐々岡監督に聞かせたい長谷川良平さんの言葉
30年ほど前、広島カープの投手出身で2人目となる監督を経験された(故)長谷川良平さんと対談したことがある。
167センチという小柄ながら、シュートを決め球に、現役通算197勝を挙げた広島カープ伝説の投手だ。優しいが芯はしっかりした方でお話が面白かった。
「カープというチームは、都会の大チームとちがって、窓を開けてオ~イと呼べば、呼んだか~? と窓が開く、そんな距離に選手が住んでいます。だからね、監督から選手までみんな酸いも甘いも辛いも何でも嗅ぎ分ける。共有し合ういうんですかね。ファンとの距離も近いです。そやからね、監督は間違うた選手は叱ってもいいが、負けた責任を選手のせいにしたらいかん。負けたのは監督のせいじゃと、それを徹底すればチームに一体感が生まれます。まあ私も勝てん監督じゃったですが。わははは!」
■負けたら「投手のせい」とは…
広島カープ投手出身3人目の監督、佐々岡真司は、どうなんだろうな?
「3連敗したのは投手のせい」と試合後言い放った。今年の投手陣は全滅に近い。投げれば打たれる。投手出身の監督としては腹に据えかねるだろうサ。