内川聖一がソフトB退団を決意した工藤監督の“塩漬け”姿勢
工藤監督は就任1年目の15年に内川をキャプテンに指名。18年まで4年間務めるなど信頼を置いていたように見えたが……。放送関係者が言う。
「指導者経験がなかった工藤監督は、特に就任直後に采配、選手起用でハンドリングの拙さを露呈した。内川はキャプテンとして、時に選手の立場から首脳陣に意見することもあった。しかし工藤監督はトップダウン型。意見をする人物を敬遠する傾向があり、それで辞めていったコーチも少なくない。また内川自身、チームでは孤高の存在だった。調子が悪い時にベンチやロッカーで感情をあらわにすることもあった。工藤監督はチームの雰囲気が悪くなることを懸念していたとも聞くが、だったら、日本一に6度も貢献していませんよ」
いずれにせよ、内川を巡っては、かねて調査を続けていたヤクルトや中日などが獲得に乗り出す方針。久しぶりのセ・リーグの舞台で、もう一花咲かせることができるか。