ソフトBが悩むCSのジレンマ ロッテより本音は「2位西武」
結果的に西武のCS進出の目を潰すことになりかねない。
25日、ソフトバンクは13安打7得点と相手のお株を奪う攻勢で西武に快勝。優勝マジックを「2」に減らした。
工藤監督の胴上げが秒読みのソフトバンクにとって、気がかりなのがCSで対戦する相手だ。2位ロッテはもちろん、3位西武と0・5ゲーム差の楽天の可能性もある。
もちろん、ソフトバンクが最も戦いにくいのがロッテだろう。今季は6勝11敗1分けと負け越している天敵。そのロッテはこの日、オリックスに10―1で大勝して連敗を6で止めた。ここにきて急激に勢いを落としているとはいえ、ソフトバンクOBですら「CSではロッテの強みを生かせる」とこう続ける。
■先発陣の差
「短期決戦で重要なのは打線ではなく、投手陣。特に先発が最低でも試合をつくる投球ができるかがカギになる。打線自慢の西武が一昨年、昨季とリーグ2連覇を達成しながら、2年連続CSでソフトバンクに負けたのがいい例です。ロッテは今季の対ソフトバンク戦2勝0敗、防御率2・25の石川、同4勝1敗、同3・66の美馬、同3勝0敗、同3・20の二木ら先発陣がいる。ソフトバンクとしては嫌なイメージしかありません」