山口俊がジャイアンツと契約も 巨人に“7月出戻り”復帰の目
大リーグのジャイアンツは日本時間21日、ブルージェイズを自由契約となった山口俊(33)とマイナー契約を結んだことを発表した。米メディアによると、メジャーに昇格すれば、マイナーからメジャー契約に切り替わるスプリット契約だという。招待選手としてメジャーキャンプに参加し、26人の開幕メジャーロースター入りを目指す。
1年目の昨年はリリーフとして17試合に登板し、2勝4敗、防御率8・06。期待外れの成績に終わり、日本時間11日にブルージェイズのメジャー40人枠から外れ、自由契約となっていた。昨季、巨人が初めて認めたポスティングシステムで移籍した際、2年総額約6億6700万円の契約を結んでおり、今季の年俸はブルージェイズが負担する。
一方、古巣・巨人はガッカリである。2019年に15勝4敗の成績で5年ぶりのリーグ制覇に貢献した山口の復帰の道を探っていたからだ。さる米球界関係者がこう言う。
「またすぐに獲得の機会が訪れるかもしれません。キャンプの招待選手から開幕でメジャー昇格できるのは、毎春1チームに1人いるかいないか。確率はかなり低い。それどころか、18年の田沢純一は5月にマーリンズを自由契約になるなど、春先でも容赦なくカットされるのがメジャーの厳しさ。7月までにリリースされて、急転巨人入りという可能性は十分あります」