女子レスリング須崎優衣 世界女王は東京五輪金へ死角なし

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■海外勢をしのぐスピードとパワー

 須崎の金メダル取りには、マリア・スタドニク(32=アゼルバイジャン)が最大の壁として立ちはだかる。過去3大会連続表彰台(北京銅、ロンドン銀、リオ銀)に立っているベテランレスラーだ。須崎は、このスタドニクに対し、18年世界選手権(ブダペスト)決勝でテクニカルフォール勝ちしており、決して相性は悪くない。

「スタドニクは欧州の選手にしては珍しく攻めるタイプです。低い姿勢からのタックルも強力ですが、須崎はスタドニクを上回るスピードとパワーを持ち合わせています。4大会連続出場のベテランであっても今の須崎の敵ではないと思います」(前出の横森氏)

 最軽量級の50キロ級は48キロ級だったロンドンの小原日登美、リオの登坂絵莉と2大会連続で金メダルを獲得した。須崎はお家芸種目の伝統を継承しそうだ。

【連載】1年延期の東京五輪 メダル候補の見どころ

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