首位オリックスが新外国人3人獲得 23年ぶりパVへド派手補強の波紋
25年ぶりのリーグ優勝に向け、派手に動いたのがパの首位を走るオリックスだ。
すでに入団発表を行ったスパークマン投手(29)、ラベロ内野手(29)に続いて、BC・茨城のセサル・バルガス投手(29)の獲得が内定したという。
バルガスは先日の東京五輪でメキシコ代表としてプレー。7月31日の日本戦では六回の1イニングに登板、村上、甲斐、山田を三者凡退に打ち取った右腕だ。スパークマンは先発、ラベロは一塁手としてモヤと競わせながら起用する方針。バルガスはヒギンスを含めた外国人投手陣に故障などで穴があいたときのスペアとか。なにしろメジャー通算282本塁打、年俸4億4000万円のジョーンズが代打要員の位置付けというから、バルガスを含めた外国人助っ人3人の獲得で選手層が厚くなったのは間違いない。
「球団の金庫を開けたのは、1996年以来の優勝を願う宮内オーナーの方針ですが……」と、オリックスOBがこう続ける。
「宮内さんは自ら草野球チームの投手を務めたこともあり、かなり野球に詳しい。監督の采配や選手起用に納得がいかないと、朝一番でフロント幹部に電話を入れ、声を荒らげたこともあるほど。首位チームの選手層をさらに厚くして戦力は整えたわけですから、これで結果が出なかったときは首脳陣に大ナタを振るうかもしれません」
外国人3人の補強を喜んでばかりもいられないというのだ。